2019年06月24日

楽譜出版のご案内(二胡アンサンブル)

本日は、中国二胡の有名なスタンダードナンバーを、二胡と二十絃箏の伴奏付き二重奏へ改変した、阿炳《二泉映月》二胡と二十絃のための スコア販売開始のお知らせです。

阿炳(華彦鈞)「二泉映月」二胡と二十絃箏のための(通常五線譜)
出版番号MB2567 スコア11ページ(解説書&二胡独奏譜付き)
難易度★★★★☆(中〜上級)演奏時間:約10分 
PDF版¥3,000 印刷版¥3,600 Twitter
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♦二胡用独奏譜サンプル(付属)
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▶上記の楽譜は MusicBells 出版から購入することができます

「二泉映月」の原曲は二胡の独奏曲ですが、本家中国では歌を始め様々な楽器や編成へアレンジされ演奏されることも多く、中国のスタンダードナンバーとして確固たる地位を築いている音楽と言っても良いでしょう。ここでは日本の楽器である「二十絃箏」を伴奏パートとして加えた二重奏曲として仕上げてあります。ある意味、日・中のコラボレーションと考えても良いかもしれません。

@〈使用楽器に関して
二胡奏者の方はご承知かと思いますが、この曲は低音二胡である「二泉胡(g-d)」が使用されます。もし所有していない場合は、通常の二胡に『二泉弦』等の専用絃を張ってみるのも手かもしれません。二十絃箏に関しては一般的なものです(※楽箏は不可)。

A〈採用ヴァージョンに関して
この編曲で用いられている旋律は〈フルバージョン〉になります。「ショートバージョン」での演奏は不可ですのでこちらのスコアをお使い下さい。もしフルバージョンの市販楽譜をお持ちの場合であればそのまま使用しても問題ないです。

★【演奏上のポイントとして
二胡パートに関しては奏者のほうが詳しいと思いますので割愛しますが、独奏とは異なり伴奏が付く事から、あまりルーズすぎる演奏は適さないでしょう。伴奏パートとのユニゾンフレーズも多く現れますのでうまく息を合わせてみて下さい。二十絃は箏で用いられるテクニックが一通り用いられ、両手の同時使用や重音(※オクターヴの"合わせ爪"は多用される)等の高度な技術も用いられます。もし可能であるなら即興的にフレーズを入れてみるなどすれば更に生き生きとした音楽になるのではないでしょうか(※後半にグリッサンドのグラフィック記譜が現れますがここは完全にアドリブで演奏)。

スコアには付録として、ソロ用の"二胡独奏譜(五線譜)"が付属しています。内容はスコア譜と同じなのでパート譜としても使用可能です。尚、ここに書かれている運弓法やダイナミクスの指定は中国の二胡奏者である「儲師竹(1901-1955)」のものです(※一部変更点あり)。

二泉映月はもともとの演奏レベルが高いことからこの編曲も中・上級者向けになりますが、二重奏による立体的な響きは独奏とはまた変わった印象を持つものになると思います。二胡や箏の五線譜化された楽譜は珍しいものですので、ぜひこの機会にご利用なさってみて下さい。
posted by アッキー at 01:34| 北海道 ☔| Comment(0) | 二胡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

新譜のご案内(二胡)

以前に少し紹介した楽譜ですが、本日はKAP音楽工房オリジナル・二重奏用アレンジ新譜のご案内です。

作者不詳(梁和平?)「燕になりたい(我願做一只小燕)」
二胡と古筝(または二十絃箏)の二重奏

A4判 スコア5ページ(解説書付属/パート譜なし) 
難易度★★★☆☆(中級) 演奏時間3分半程度 
☞楽譜に関して=要御相談 
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【 編 成 】
二 胡 (Erhu)
古 筝 (Guzheng) または二十絃箏 (20-stringed Soh)

燕になりたい(我願做一只小燕)」は作者不詳とされる(←この点に関する詳細は以前の記事を参照下さい)中国の音楽。著名な二胡奏者である陳敏(チェン・ミン)さんの演奏で一躍有名になったシンプルかつ叙情的な旋律が特徴の音楽です。この度の編曲では二胡と古筝という中国の伝統楽器を使用し、中華的な古典曲を想起させるようなイメージを目標として製作されました。

シンプルな旋律ゆえに二胡には表現力が試されますが、あまり楽譜に捉われ過ぎず、楽器固有の表現を駆使しながら劇的に歌い上げると良いでしょう。また伴奏楽器である古筝も様々な奏法が使用され活躍する場も多くなっています。尚、古筝パートは日本の楽器である”二十絃箏”でも演奏可能です。

色々と訳有りの楽曲(※上記リンク参照)ということもあり、楽譜に関してはあくまでこの場で掲示のみと致します。スコアに関するお問い合わせ・ご質問のある方は右のメールフォームからご連絡ください。要御相談という形で対応させて頂こうと思います。

以上の御理解の程、宜しくお願い致します。
ラベル:中国音楽 楽譜
posted by アッキー at 15:53| 北海道 ☔| Comment(0) | 二胡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月01日

楽譜出版のご案内(二胡アンサンブル)

本日は少々珍しい編成によるアンサンブル譜で、《モンゴル民謡「牧羊姑娘」二胡と古筝(中国箏)のための》販売開始のお知らせです。

モンゴル民謡「牧羊姑娘」(ムーヤングーニャン)
二胡と古筝(または二十絃箏)のための二重奏版

出版番号MB2526 スコア8ページ(解説書付属:パート譜なし)
難易度★★★★☆(中級〜上級)演奏時間:5分程度 
PDF版¥1,200 印刷版¥1,700 ☞Twitter
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▶上記の楽譜は MusicBells 出版から販売中です。

牧羊姑娘」は二胡奏者やファンの間では人気のある曲で、この度の編曲は二胡と古筝(中国箏)という中国の楽器による二重奏です。内容としては中国古典曲風の雰囲気を保ちつつも現代的でポップな要素や響きが加わり、全体として展開部の多いドラマチックな構成となっています。メロディーを担当する二胡は勿論のこと、伴奏である古筝は楽器固有の様々な奏法が用いられ、活躍する場の多いこともこのアレンジの特徴で、古筝パートは二十絃箏での代用も可能です。
(※古筝に関する調絃、奏法・記譜法に関しては付属の別紙を参照のこと)

一般に市販されている楽譜(ピアノ伴奏版など)では、短いイントロとAメロ→Bメロ×2回という形で終わるものが多いですが、私のアレンジでは以下のように進行します。

@イントロ(古筝solo)→
AAメロ(×2)→ Bメロ
B間奏(古筝solo)→
CAメロ(1回のみ)→ やや延引されたBメロ
D古筝ソロ(イントロの回帰)→
E弱音による変形されたAメロ強音によるやや延引されたBメロ
 (※この曲のクライマックス部)
F終結部(古筝solo)

尚、楽譜に書かれているダイナミクス記号はおおよそのものであり、演奏の際には最も効果的に響くよう現場の判断で柔軟に対応して下さい。ダイナミクスの他、リズムに関してもそうですが、この手の曲はあまり楽譜に忠実に演奏しようとするとおかしな音楽になってしまう傾向が強いので注意が必要です。

少々表現力が試される編曲になりますが、多くの二胡奏者やアンサンブル様のご利用をお待ちしております。
posted by アッキー at 00:03| 北海道 ☔| Comment(0) | 二胡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする