2020年02月27日

楽譜出版のご案内(ギターソロ)

以前出版された《タブ譜で弾くクラシックギター名曲選》の続編でもある、F.タレガ:「練習曲ホ短調」タブ譜付き楽譜(穐吉馨監修)が販売開始されましたのでお知らせ致します。

F.Tárrega「Etude e-moll」 Guitar Score & TAB
出版番号MB2673 
スコア1ページ(タブ譜&運指付き)
難易度★★☆☆☆(初級〜中級)
演奏時間:1分弱 
PDF版¥300 印刷版¥800 Twitter
スクリーンショット 2020-02-11 5.07.02.png


👉上記の楽譜は MusicBells 出版から購入することができます

タレガの「練習曲ホ短調」は初〜中級用のレパートリーとして取り上げられることが多い小品。3連の下行アルペジオが終始繰り返され、その最上部に位置するメロディーが流れるように進行していくのが特徴です。音使いはシンプルですが、バレーコード(セーハ)やストレッチコード、ポジションの大きい移動など基礎的なテクニックが一通り抑えられており、自然にレガートに美しく演奏するのは中級者でも割と難しい部類に入ります。この曲を『音楽的に流れるように...』弾くことが出来るならかなりのレベルでしょう。

余談ですが、ギター初級者で「禁じられた遊び」のテーマを弾いてみたいと思っている人は多いかもしれません。その前にこの曲を一通り練習しておくと後々楽に演奏することができると思います(※楽曲構造やテクニックの多くが類似している)。又、メロディー部分をトレモロで演奏すれば(本来の意図とは異なりますが)トレモロの為のエチュードとしても使えるかもしれません。

楽譜にはタブ譜の他に運指(※私の用いている運指ですが一般的なものです)も付けられていますので、譜読みや指使いの判断が苦手な初級者の方でも安心して演奏することが出来ます。クラシックのみならず、フォークギターやエレキギターなどジャンルの異なる方の練習曲としてもオススメです。

多くのギタリスト諸子のご利用お待ちしております。
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2019年02月06日

楽譜出版のご案内(ギター譜)

前回の第1巻に続き続編。クラシックギターのための実用的な楽譜、タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」第2巻(穐吉馨監修)販売開始のお知らせです。

タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」Vol.2
(全8曲) 出版番号MB2428 
スコア35ページ(タブ譜&運指付き)
難易度★★★★☆(中級〜中級上)
演奏時間:各曲3〜5分程度 
PDF版¥2,000 印刷版¥2,800 ☞Twitter
スクリーンショット 2020-02-13 12.07.32.png

【 掲載曲よりスコアサンプル 】
★ワルツ第3番(A.バリオス)

※一部ですが他のサンプルもこちらから視聴できます

▶上記の楽譜は MusicBells 出版で販売中です。

この曲集はクラシックギターの主要なレパートリーを、タブ譜による音のポジション・運指をすべて併記し、ギターをもっと《身近に気軽に簡単に》演奏を楽しむことを目的に作られたものです。第2巻は主に中級から中級上の方を対象とし、高度なテクニックを要するレパートリーも多くなっています。

タブ譜によるポジション・運指は私自身が監修したものですが、極力特殊な弾き方にならないようにある程度一般的、又は合理的と思われるものを採用しています。但し、中級以上のレベルになると色々な弾き方の可能性や奏者自身の好みも考えられる事から、違和感のあるポジションや運指であったり、弾きにくい場合は奏者の任意で自由に変更しても構いません。その場合は五線譜側を参照下さい。

掲載曲と演奏ポイント
ブーレ(リュート組曲BWV996より:J.S.Bach)
シンプルな2声対位法で軽快なリズムを持つ曲です。インテンポで歯切れ良く。フレージングにより両声部を差別化させ全体の立体感を表すことも重要。リピート時には楽譜に書かれていない装飾音等を入れるのも良いかもしれません。

サラバンド(無伴奏ヴァイオリンパルティータBWV1002より:J.S.Bach)
テンポはゆっくり慌てず、音色は柔らかく。多く現れる3〜4和音はアルペジオに崩すものと同時打絃するものを弾き分けるとメロディーがより良く浮かび上がります。大変美しい旋律なので歌心を大切に。

エチュードOp.6-10(F.ソル)
連続するオクターヴは機械的にならず軽快にメリハリをつけ、運指には合理性をもたせて。後半はイギリス国歌「神よ女王陛下を守り給え (God Save the Queen)」の主題による4声コラール。和音の連結がわりと難しいですが、次の和音へ移動する直前にわずかな間を入れて音を切ることがコツです。

アラールの華麗なる練習曲(F.タレガ)
アルペジオ音型のトップノートは旋律音ですので意識的に他の音と区別して弾きましょう。テンポが速くポジション移動も激しいですが、スムーズ滑らかにそして軽快な表現で。この曲が弾ければアルペジオの技術に関してほぼ問題ないと思います。

アルハンブラの思い出(F.タレガ)
有名なトレモロの名曲。運指パターンは様々なものがある中で、ここでは現在一般的なメロディーを2絃で統一させるパターンに依っています。ダイナミクスに変化をつけて音楽的に。

前奏曲(大聖堂より:A.バリオス)
第1楽章の抜粋。ハイポジションでバランス良く澄んだ音を出すのが結構難しいので、正しいフォームでしっかり指を立てて。音色は優しく柔らかく。右手のピッキングは旋律音をアポヤンドで鳴らしますが、様々な指使いがあるので色々試してみて下さい(私の場合はメロディーを i 指で弾いています)。

ワルツ第3番(A.バリオス)
演奏にはかなりの総合的なテクニックが要求されます。ポイントとしては楽譜を杓子定規で判断しないこと、例えばある音が2分付点で書かれていたとしても場所によっては2分や4分の音価で短く切って移行する...等の工夫が必要です。この処置が不十分だと恐らく運指が間に合わず、音楽的にも鈍重なものとなってしまいます。また、曲の進行が複雑なことから演奏前に全体の流れ(リハーサルマークや反復記号の位置等)をチェックしておくことも必要でしょう。尚、楽譜に書かれている〈Repetir〉は”繰り返す”〈y sigue〉は”そして続けて”という意味で、これらの言葉の前に※印がある場合は2回繰り返した後の指示になりますので注意して下さい。スコアサンプル動画のジョン・ウイリアムズの演奏は上記を示す良いお手本ですので参考にすると良いでしょう。この曲を最後まで軽快に表情豊かに弾くことができればレベルはすでに上級です。

最後のトレモロ(A.バリオス)
アルハンブラに負けず劣らずとも言えるトレモロの名曲。バリオス作品に共通することですが、左手の拡張やハイポジションでのセーハーがかなり厳しい部分も出てくるため、手が小さい人にはかなりの難関とも言えます。フレーズ自体はある程度パターン化されているので覚えやすいと思いますが、上記の物理的要素をどう克服していくかが課題になるかもしれません(※この点に関しては、手の小さな「朴葵姫(パク・キュヒ)」さんの演奏を参考にするのも良いかと思います。こちらの動画で確認してみて下さい)。右手のトレモロ音は柔らかい音と硬い音を使い分けると劇的な効果が出るでしょう。

クラシック関係者のみならず、様々なジャンルの方多数のご利用お待ちしております。
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2019年01月30日

楽譜出版のご案内(ギター譜)

前回に続き新譜情報。今日はクラシックギターのための実用的な楽譜、タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」第1巻(穐吉馨監修)販売開始のお知らせです。

タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」Vol.1
(全10曲) 出版番号MB2427
スコア27ページ(タブ譜&運指付き)
難易度★★☆☆☆(初〜中級)
演奏時間:各曲3〜4分程度 
PDF版¥2,000 印刷版¥2,800 ☞Twitterスクリーンショット 2020-02-13 12.19.54.png

★【 掲載曲よりスコアサンプル 】
マリア・ルイサ(J.S.サグレラス)

※一部ですが他のサンプルもこちらから視聴できます

▶上記の楽譜は MusicBells 出版から販売中です。

この曲集はクラシックギターの主要なレパートリーを、タブ譜による音のポジション・運指をすべて併記し、ギターをもっと《身近に気軽に簡単に》演奏を楽しむことを目的に作られたものです。第1巻は主に初級〜中級に上がった程度の方を対象としています。

タブ譜によるポジション・運指は私自身が監修したものですが、極力特殊な弾き方にならないようにある程度一般的、又は合理的と思われるものを採用しています。よって無理なく様々な方に演奏可能と思います。

掲載曲と演奏ポイント
愛のロマンス(スペイン民謡)
有名な「禁じられた遊び」のテーマ。3連のアルペジオは流れるように自然に。長調になる中間部はセーハが少々難しいのでここを如何にスムーズに弾けるかがポイントです。尚、この楽譜は一般的なヴァージョンとやや異なる部分があります。

グリーンスリーブズ(イングランド民謡〜穐吉馨編)
これは私自身の編曲でシンプルな2部形式によっています。縦の和音はややアルペジオ気味に。後半に四和音の現れる部分は音色やテンポが乱れないよう注意して弾いて下さい。

エチュードOp.31-1(F.ソル)
スペインの作曲家、フェルナンド・ソルのシンプルで美しいエチュード。インテンポでバルカローレ風に演奏すると雰囲気が出ます。柔らかく優しい音色で。

エチュードOp.35-22「月光」(F.ソル)
ソルの作品では有名な「月光」のエチュード。メロディーと伴奏のアルペジオが混同してしまうことが多いのでうまく弾き分けることがコツです。フレージングに流暢をつけ音楽的に。

マリア・ルイサ(J.S.サグレラス)
ギターレパートリーとしての定番。歯切れ良いメリハリのある三拍子で。高い音への跳躍も多いですが、慌てず丁寧に。

ラグリマ(F.タレガ)
スペインの作曲家、フランシスコ・タレガの名曲。メランコリックで大変美しく優しい響きの小品です。高い音域でやや弾きにくい運指が現れますので、タブ譜と五線譜側の運指番号を確認しつつ、慣れないうちはゆっくり且つ確実に鳴らすと良いでしょう。大袈裟になりすぎない程度にテンポルバートを使いメロディーをうまく歌わせて下さい。

牛を見張れによる変奏曲(L.d.ナルバエス)
ルイス・デ・ナルバエスはルネサンス時代のスペインの作曲家・ビウエラ奏者。4つの変奏から成る曲は、連続した順次音階が多用されるのでスムーズに流れるように。跳躍音は左手の位置や指をムダに動かさず、音をしっかり切ってから移動させるように意識するときれいに演奏出来ます。後、あくまでこれは私の案ですが、変奏の繰り返し(リピート)に関してはトリル等の装飾音を入れるなどして雰囲気を変えるとより古典曲らしさが出せるのではないかと思います。

ラリアーネ祭(L.モッツァーニ)
トレモロ奏法の入門曲として人気の曲で、主題と2つの変奏から構成されます。最終変奏であるトレモロ部のみに気が行きがちですが、この曲は主題・変奏共に同じ形態の和音が用いられることもあり、まずは主題のメロディーと和音の形、ポジション移動のイメージを完全に把握しておくことが重要です。トレモロは速く弾こうとせず、連続する音のパルスを感じながら粒立ちを揃えて柔らかく歌うように。

盗賊の歌(スペイン民謡〜M.リョベート編)
ギターレパートリーの人気曲。このレベルになると少々弾きにくいヴォイシングや大きなポジション移動、ハーモニクス奏法なども現れ、中級奏者へのステップとして良い練習になるのではないでしょうか。曲をあまり知らない方は、まずタブ譜ポジションと運指番号をそっくりそのまま書いてある通りに演奏して全体を把握し、違和感を感ずるようであれば自身で工夫しながら更におさらいすると良いでしょう。ハーモニクス音は鳴りにくい音も含まれますので根気よく練習してみて下さい。

はちすずめ(J.S.サグレラス) 
村治佳織さんのCMでも有名なサグレラスの「はちすずめ」。この曲は高速で華麗に弾こうとすると上級者向けの難曲になってしまうのですが、ゆっくり確実に演奏すればギターの基本的なテクニックである、右手のピッキング、左手のスラー(特にプリング)、アルペジオ、ポジション移動等のレベルが現在どの程度にあるのかを明確に確認できるというメソッドとして優れた性質を持つ楽曲であるように思います。そういった意味で、あえて基礎テクニック確認の総合練習曲としてここに持ってきました。楽譜にはタブ譜・運指の他に、右手ピッキングの指使いも記載されていますので参考にしてみて下さい。この曲をある程度のテンポで最後まで完全に弾けるようであれば、恐らく技術的にはかなりのレベルです。

クラシック関係者のみならず、様々なジャンルの方のご利用お待ちしております。次回の記事は中級以上のレベルを対象にした”第二巻”の詳細をご案内致します。
posted by アッキー at 10:15| 北海道 ☔| Comment(0) | ギター曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする