2020年05月22日

楽譜出版のご案内(木管五重奏)

本日はフルート奏者のメソッドとしても有名な ”E.ケーラー「子守唄」作品30-2 木管五重奏版” スコア販売開始のお知らせです。

Ernesto Köhler「Berceuse」Op.30-2
for Woodwind quintet

出版番号MB2716 スコア8ページ(パート譜付き)
難易度★★★☆☆(中級) 演奏時間:6分程度
PDF版¥1,500 印刷版¥2,000 
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👉上記の楽譜は MusicBells 出版から販売中です

Ernesto Köhler(エルネスト・ケーラー/1849-1907)の「子守唄」はフルートによるカンタービレな旋律が大変美しい小品です。本来はフルート独奏とピアノのための作品ですが、この度は木管五重奏用の管楽アンサンブル曲として編曲しました。

全体として常識的な音域・奏法で展開されますので中級程度から演奏可能。各パートには対位法的に独立して動く部分(特にオーボエとクラリネット)もあるため、響きの中に埋没したり混濁しないように注意して下さい。木管五重奏ならではの音色の多様性を意識しながら演奏することもポイントになります。

管楽器の基礎的な技術が集約されますので、学生を始め様々なアンサンブルのご利用もお待ちしております。
posted by アッキー at 18:48| 北海道 ☔| Comment(0) | 室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月11日

楽譜出版のご案内(木管アンサンブル)

本日は、モーツァルト:ピアノソナタ第11番 K.331より 「第1楽章Andante grazioso)」木管十重奏のための、楽譜販売開始のお知らせです。

W.A.Mozart「I. movement」from Klaviersonate Nr.11 K.331 for Woodwind Dectet Ensemble
出版番号MB2663 スコア24ページ(パート譜付き)
難易度★★★★★(上級)演奏時間:9分程度 
PDF版¥3,000 印刷版¥5,200 ☞Twitter
スクリーンショット 2020-02-11 5.06.01.png

👉上記の楽譜は MusicBells 出版から購入することができます。

モーツァルトのピアノソナタ第11番(K.331)といえば、有名な「トルコ行進曲」が含まれる人気曲ですが、この度は楽章中最も規模が大きく多様性に富む第一楽章を取り上げアレンジしたものです。

まず編成に関する補足として、この木管十重奏アンサンブルは 木管五重奏の各パートが2名づつ という組み合わせになっています(Double Woodwind Quintet?)。

@Fl.1Fl.2
AOb.1Ob.2
BCl. in B♭1Cl. in B♭2
CHr. in F 1Hr. in F 2
DFag.1Fag.2

使われる楽器に特殊な調性のものは含まれないため一般的な管楽アンサンブルはもちろん、ある程度の規模を持つ吹奏楽団であれば編成することが可能でしょう。

第一楽章は「主題と6つの変奏」というヴァリエーション形式によります(※詳細はwiki等をお読みになって下さい)。編曲上の最も大きい特徴として、この主題または変奏主題は各楽器に細かく分担され、一種の「音色旋律」として進行する部分が多くなっており、細切れのメロディーを巧みに連結させつつ如何に伴奏パートに融合させるかがポイントです。この事から可能であれば指揮者を立てて演奏することを奨励致します。

クラリネット(1st 、2nd 共に)は休みが少なく、メロディーからソロ、伴奏までマルチで活躍するパートであるため、スピード感、パワー、表現力、音域、耐久力など演奏にはかなりのテクニックを要し、フルートも機敏性と高い音域(上加線4のA)が用いられる難度の高いパートになります。

リピート部に関しては、アンサンブル曲としての冗長さを避ける理由で「繰り返される変奏と省略される変奏を半々づつ」程度に構成しており、"繰り返しあり"の場合もそこは異なるオーケストレーションになっていますので注意が必要です。

少々高いレベルが要求されますが、モーツァルトの名旋律や軽快さがうまく表現された編曲になったと思います。腕自慢の楽団はもちろん、様々なアンサンブル共々この名曲を楽しんでみて下さい。
posted by アッキー at 08:34| 北海道 ☔| Comment(0) | 室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月07日

楽譜出版のご案内(室内楽)

本日は、M.ラヴェルのピアノ組曲:クープランの墓より、木管五重奏のための「フーガ&トッカータ」スコア販売開始のお知らせです。

M.Ravel:「Fugue & Toccata」(2-Set)
from "Le Tombeau de Coperin"
for Woodwind Quintet

出版番号MB2639 スコア15ページ
(※2曲セット販売=パート譜付き)
難易度★★★★★(上級)
演奏時間:各曲3〜4分程度 
PDF版¥3,000 印刷版¥4,800
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楽譜は上記のリンクから購入することができます

モーリス・ラヴェルの「クープランの墓」は、前奏曲、フーガ、フォルラーヌ、リゴドン、メヌエット、トッカータという6曲からなるピアノ組曲で、近代ピアノ曲の名作として名高い作品です。この組曲は作者自身のオーケストラ編曲版が4曲(※プレリュード、フォルラーヌ、メヌエット、リゴドン)残されており、現在ではそれに則った(と思われる)様々な編成や楽器による編曲作品も数多く作られています。

ただ上記の通り、ラヴェル自身は4曲分しかアレンジを手がけていないため、市販の編曲譜もそれに合わせて"フーガ、トッカータ"の2曲が欠けていることが多く、組曲としての統一性にやや乏しい感もあります。従ってこの度は色彩的表現を得意とし、多くのアレンジ譜が市販されている"木管五重奏"のためにこの2曲を補完する目的で作られました。

👉《Fugue
木管五重奏のための「フーガ」は、フランスのデュラン社から出版されているMason Jones版(※この版ではフォルラーヌとトッカータが欠けている)にも掲載されていますが、私の版ではそれとは異なるアプローチで作られています。基本的には3声のフーガで構成され、曲の進行につれて反行形やストレット等の様々な主題操作が現れることもあり、如何にこれら主要声部を明示するかがポイントになるでしょう。又、低音域の密集声部では各パートが埋没しないように気をつけて下さい。尚、ホルンは一部にミュート(sordino)が用いられます。

👉《Toccata
原曲の「トッカータ」はピアノという楽器に完全に特化した音楽であり、そのままの形では木管五重奏での演奏が到底不可能であることから編曲ではかなり思い切った書き方を実施しました。全パートに共通しますが、スタッカート(※ダブルタンギング)による同音反復音が終始現れ、この曲の全体的な流れを特徴づける要のフレーズになっています。パートによっては長い時間継続される箇所もあってブレスが難しいことも予想される(※記号は書かれていませんが、一応ブレスポイントは考慮してあります)ことから、困難である場合は奏者判断で適切に処理して下さい。管楽合奏ということもありテンポは♩=130を指定していますが、もし可能であるならもっと速く演奏しても構いません。技術的に難しいパッセージや、耐久力、スピード感、パワー、音域、表現力等が総合的に要求される難曲ですが様々なアンサンブルに挑戦して貰いたいと思っています。

尚、他の4曲に関しましては木管五重奏用の市販譜が色々な出版社から販売されていますのでそちらをご利用下さい(※私の楽譜が販売されているMusicBells社からもこの4曲が出版されています)
posted by アッキー at 22:05| 北海道 ☔| Comment(0) | 室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする