2019年11月07日

楽譜出版のご案内(室内楽)

本日は、M.ラヴェルのピアノ組曲:クープランの墓より、木管五重奏のための「フーガ&トッカータ」スコア販売開始のお知らせです。

M.Ravel:「Fugue & Toccata」(2-Set)
from "Le Tombeau de Coperin" for Woodwind Quintet

出版番号MB2639 スコア15ページ(2曲セット販売=パート譜付き)
難易度★★★★★(上級)演奏時間:各曲3〜4分程度 
PDF版¥3,000 印刷版¥4,800
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楽譜は上記のリンクから購入することができます


モーリス・ラヴェルの「クープランの墓」は、前奏曲、フーガ、フォルラーヌ、リゴドン、メヌエット、トッカータという6曲からなるピアノ組曲で、近代ピアノ曲の名作として名高い作品です。この組曲は作者自身のオーケストラ編曲版が4曲(プレリュード、フォルラーヌ、メヌエット、リゴドン)残されており、現在ではそれに則った(と思われる)様々な編成や楽器による編曲作品も数多く作られています。

ただ上記の通り、ラヴェル自身は4曲分しかアレンジを手がけていないため、市販の編曲譜もそれに合わせて"フーガ、トッカータ"の2曲が欠けていることが多く、組曲としての統一性にやや乏しい感もあります。従ってこの度は色彩的表現を得意とし、多くのアレンジ譜が市販されている"木管五重奏"のためにこの2曲を補完する目的で作られました。

★《Fugue
木管五重奏のための「フーガ」は、フランスのデュラン社から出版されているMason Jones版(※この版ではフォルラーヌとトッカータが欠けている)にも掲載されていますが、私の版ではそれとは異なるアプローチで作られています。基本的には3声のフーガで構成され、曲の進行につれて反行形やストレット等の様々な主題操作が現れることもあり、如何にこれら主要声部を明示するかがポイントになるでしょう。又、低音域の密集声部では各パートが埋没しないように気をつけて下さい。尚、ホルンは一部にミュート(sordino)が用いられます。

★《Toccata
原曲の「トッカータ」はピアノという楽器に完全に特化した音楽であり、そのままの形では木管五重奏での演奏が到底不可能であることから編曲ではかなり思い切った書き方を実施しました。全パートに共通しますが、スタッカート(※ダブルタンギング)による同音反復音が終始現れ、この曲の全体的な流れを特徴づける要のフレーズになっています。パートによっては長い時間継続される箇所もあってブレスが難しいことも予想される(※記号は書かれていませんが、一応ブレスポイントは考慮してあります)ことから、困難である場合は奏者判断で適切に処理して下さい。管楽合奏ということもありテンポは♩=130を指定していますが、もし可能であるならもっと速く演奏しても構いません。技術的に難しいパッセージや、耐久力、スピード感、パワー、音域、表現力等が総合的に要求される難曲ですが様々なアンサンブルに挑戦して貰いたいと思っています。

尚、他の4曲に関しましては木管五重奏用の市販譜が色々な出版社から販売されていますのでそちらをご利用下さい(※私の楽譜が販売されているMusicBells社からもこの4曲が出版されています)
posted by アッキー at 22:05| 北海道 ☔| Comment(0) | 室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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