2019年05月17日

間違いだらけの絃交換?(ギター)

書店で久々見かけたこの雑誌。

《現代ギター》3月号 ¥1,512(税込み)
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立ち読みで済ませようと思いましたが、ちょっと”気になる特集”が・・

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間違いだらけの絃交換」、これはかなり気になる記事ですな。何かすごく嫌な予感がします・・ ということでこの場で中身は読まず、久々音楽雑誌に¥1,500も(?) 出して買って帰ることにしました(※今日の内容は2月中頃の話です)。

さて、家に戻って早速記事を読んでみると・・まさに嫌な予感が的中しました。

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ああああ・・

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うわあああぁぁ・・

まさに悪い張り方の見本のような例。ちなみに上の画像はネタ作りのためにわざと変な巻き方をしたのではなく本当にこうなっていました。これは安物のサブギターということもあり、絃交換も相当適当に済ませてしまったようです。さすがにメインギターのほうはもう少しマシではありましたが・・

上の写真のどこが悪いのかというと、まずヘッド側では

@「無精絃(余り絃)を放置」している。
A「1絃と6絃の巻き進行方向が逆
B「低音巻き線を絡げていない

@に関してはエレキギター時代の悪い習慣で、わざと余りの絃を延ばしておくことでファッション的な視覚効果(M.シェンカーなどがこうしていた)を狙ったもの。しかし実際は手や目に刺さる可能性があり危険極まりなく、クラシックギターの場合は正直見栄えも良くないです。Aに関しては、両端に位置する1〜6絃はナットに対してできるだけ直線化するのが正しい巻き方。この点については知っていましたが、あえて角度をつけてテンションを稼いだほうが音が澄むのではないか?と考えこうしていました。しかしこれは間違いです。Bはペグ穴に絃を通した後に絡めて固定させず、巻き回数によって固定させようとする方法。巻き線は太くて固いためこれでも固定されますが、絃は絡げて巻き回数は最低限にというのが基本のようです。

ブリッジ側に関しては

@「絃の結びが中途半端
A「絃の端が隣に挟まれる
B「無精絃が残っている

@はブリッジの表面上で締められており絃が抜けやすくなっているということです。実際写真の2〜3絃は絃の張力で抜けかかっていますね。絃の端はブリッジ角まで届かせ固定するのが基本です。Aに関しては固定を強めるため(特に高音ナイロン側)あえてこうしていましたが、これだと1本切れた時に隣の絃も緩めなくてはならず交換が面倒になります。Bは表面板(振動板)に余りの絃が触れているとノイズが発生し発音に影響が出る可能性が高いということです。表面板の振動は想像以上に大きいことから無精絃が触れてしまうのは避けなければならないでしょう。

それにしてもコレは大いに問題ありですな。なんとかしなきゃならんとです!。ちょうど絃も古くなってきたことですし、早速正しい方法で張り直してみましょう。

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今回はYAMAHAの安絃(Amazonで¥594)を使います。サブギターはYAMAHA製なのでちょうど良いでしょう(※この絃のレビューは近々記事にする予定)。

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6絃の絡げ方がちょっと今イチな気がしますが・・まあまあか?

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ブリッジ側は美しく仕上がりました

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絃は変な張り方をしたとしても割とガッチリ固定されるので問題ないといえばないのですが、やはりきれいに正しく張ると気分的に心地よいものです。気のせいでしょうがチューニング精度や音の響きも良くなった感じがします。

今日ここに書いたのは記事の一部で、まだまだ色々なポイントが掲載されています。もし絃の張り方に不安を持っている方がいれば、ぜひ「現代ギター2019年3月号」を読んでみて下さい(バックナンバー有り)。アマチュアが陥りがちな間違った思い込みがきっと解消されることでしょう。

★現代ギター社GGネットショップ
ラベル:ギター弦
posted by アッキー at 09:29| 北海道 ☔| Comment(0) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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