2019年01月30日

楽譜出版のご案内(ギター譜)

前回に続き新譜情報。今日はクラシックギターのための実用的な楽譜、タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」第1巻(穐吉馨監修)販売開始のお知らせです。

タブ譜で弾く「クラシックギター名曲選集」Vol.1
(全10曲) 出版番号MB2427
スコア27ページ(タブ譜&運指付き)
難易度★★☆☆☆(初〜中級)
演奏時間:各曲3〜4分程度 
PDF版¥2,000 印刷版¥2,800 ☞Twitterスクリーンショット 2020-02-13 12.19.54.png

★【 掲載曲よりスコアサンプル 】
マリア・ルイサ(J.S.サグレラス)

※一部ですが他のサンプルもこちらから視聴できます

▶上記の楽譜は MusicBells 出版から販売中です。

この曲集はクラシックギターの主要なレパートリーを、タブ譜による音のポジション・運指をすべて併記し、ギターをもっと《身近に気軽に簡単に》演奏を楽しむことを目的に作られたものです。第1巻は主に初級〜中級に上がった程度の方を対象としています。

タブ譜によるポジション・運指は私自身が監修したものですが、極力特殊な弾き方にならないようにある程度一般的、又は合理的と思われるものを採用しています。よって無理なく様々な方に演奏可能と思います。

掲載曲と演奏ポイント
愛のロマンス(スペイン民謡)
有名な「禁じられた遊び」のテーマ。3連のアルペジオは流れるように自然に。長調になる中間部はセーハが少々難しいのでここを如何にスムーズに弾けるかがポイントです。尚、この楽譜は一般的なヴァージョンとやや異なる部分があります。

グリーンスリーブズ(イングランド民謡〜穐吉馨編)
これは私自身の編曲でシンプルな2部形式によっています。縦の和音はややアルペジオ気味に。後半に四和音の現れる部分は音色やテンポが乱れないよう注意して弾いて下さい。

エチュードOp.31-1(F.ソル)
スペインの作曲家、フェルナンド・ソルのシンプルで美しいエチュード。インテンポでバルカローレ風に演奏すると雰囲気が出ます。柔らかく優しい音色で。

エチュードOp.35-22「月光」(F.ソル)
ソルの作品では有名な「月光」のエチュード。メロディーと伴奏のアルペジオが混同してしまうことが多いのでうまく弾き分けることがコツです。フレージングに流暢をつけ音楽的に。

マリア・ルイサ(J.S.サグレラス)
ギターレパートリーとしての定番。歯切れ良いメリハリのある三拍子で。高い音への跳躍も多いですが、慌てず丁寧に。

ラグリマ(F.タレガ)
スペインの作曲家、フランシスコ・タレガの名曲。メランコリックで大変美しく優しい響きの小品です。高い音域でやや弾きにくい運指が現れますので、タブ譜と五線譜側の運指番号を確認しつつ、慣れないうちはゆっくり且つ確実に鳴らすと良いでしょう。大袈裟になりすぎない程度にテンポルバートを使いメロディーをうまく歌わせて下さい。

牛を見張れによる変奏曲(L.d.ナルバエス)
ルイス・デ・ナルバエスはルネサンス時代のスペインの作曲家・ビウエラ奏者。4つの変奏から成る曲は、連続した順次音階が多用されるのでスムーズに流れるように。跳躍音は左手の位置や指をムダに動かさず、音をしっかり切ってから移動させるように意識するときれいに演奏出来ます。後、あくまでこれは私の案ですが、変奏の繰り返し(リピート)に関してはトリル等の装飾音を入れるなどして雰囲気を変えるとより古典曲らしさが出せるのではないかと思います。

ラリアーネ祭(L.モッツァーニ)
トレモロ奏法の入門曲として人気の曲で、主題と2つの変奏から構成されます。最終変奏であるトレモロ部のみに気が行きがちですが、この曲は主題・変奏共に同じ形態の和音が用いられることもあり、まずは主題のメロディーと和音の形、ポジション移動のイメージを完全に把握しておくことが重要です。トレモロは速く弾こうとせず、連続する音のパルスを感じながら粒立ちを揃えて柔らかく歌うように。

盗賊の歌(スペイン民謡〜M.リョベート編)
ギターレパートリーの人気曲。このレベルになると少々弾きにくいヴォイシングや大きなポジション移動、ハーモニクス奏法なども現れ、中級奏者へのステップとして良い練習になるのではないでしょうか。曲をあまり知らない方は、まずタブ譜ポジションと運指番号をそっくりそのまま書いてある通りに演奏して全体を把握し、違和感を感ずるようであれば自身で工夫しながら更におさらいすると良いでしょう。ハーモニクス音は鳴りにくい音も含まれますので根気よく練習してみて下さい。

はちすずめ(J.S.サグレラス) 
村治佳織さんのCMでも有名なサグレラスの「はちすずめ」。この曲は高速で華麗に弾こうとすると上級者向けの難曲になってしまうのですが、ゆっくり確実に演奏すればギターの基本的なテクニックである、右手のピッキング、左手のスラー(特にプリング)、アルペジオ、ポジション移動等のレベルが現在どの程度にあるのかを明確に確認できるというメソッドとして優れた性質を持つ楽曲であるように思います。そういった意味で、あえて基礎テクニック確認の総合練習曲としてここに持ってきました。楽譜にはタブ譜・運指の他に、右手ピッキングの指使いも記載されていますので参考にしてみて下さい。この曲をある程度のテンポで最後まで完全に弾けるようであれば、恐らく技術的にはかなりのレベルです。

クラシック関係者のみならず、様々なジャンルの方のご利用お待ちしております。次回の記事は中級以上のレベルを対象にした”第二巻”の詳細をご案内致します。
posted by アッキー at 10:15| 北海道 ☔| Comment(0) | ギター曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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