2020年02月11日

楽譜出版のご案内(木管アンサンブル)

本日は、モーツァルト:ピアノソナタ第11番 K.331より 「第1楽章Andante grazioso)」木管十重奏のための、楽譜販売開始のお知らせです。

W.A.Mozart「I. movement」from Klaviersonate Nr.11 K.331 for Woodwind Dectet Ensemble
出版番号MB2663 スコア24ページ(パート譜付き)
難易度★★★★★(上級)演奏時間:9分程度 
PDF版¥3,000 印刷版¥5,200 ☞Twitter
スクリーンショット 2020-02-11 5.06.01.png

👉上記の楽譜は MusicBells 出版から購入することができます。

モーツァルトのピアノソナタ第11番(K.331)といえば、有名な「トルコ行進曲」が含まれる人気曲ですが、この度は楽章中最も規模が大きく多様性に富む第一楽章を取り上げアレンジしたものです。

まず編成に関する補足として、この木管十重奏アンサンブルは 木管五重奏の各パートが2名づつ という組み合わせになっています(Double Woodwind Quintet?)。

@Fl.1Fl.2
AOb.1Ob.2
BCl. in B♭1Cl. in B♭2
CHr. in F 1Hr. in F 2
DFag.1Fag.2

使われる楽器に特殊な調性のものは含まれないため一般的な管楽アンサンブルはもちろん、ある程度の規模を持つ吹奏楽団であれば編成することが可能でしょう。

第一楽章は「主題と6つの変奏」というヴァリエーション形式によります(※詳細はwiki等をお読みになって下さい)。編曲上の最も大きい特徴として、この主題または変奏主題は各楽器に細かく分担され、一種の「音色旋律」として進行する部分が多くなっており、細切れのメロディーを巧みに連結させつつ如何に伴奏パートに融合させるかがポイントです。この事から可能であれば指揮者を立てて演奏することを奨励致します。

クラリネット(1st 、2nd 共に)は休みが少なく、メロディーからソロ、伴奏までマルチで活躍するパートであるため、スピード感、パワー、表現力、音域、耐久力など演奏にはかなりのテクニックを要し、フルートも機敏性と高い音域(上加線4のA)が用いられる難度の高いパートになります。

リピート部に関しては、アンサンブル曲としての冗長さを避ける理由で「繰り返される変奏と省略される変奏を半々づつ」程度に構成しており、"繰り返しあり"の場合もそこは異なるオーケストレーションになっていますので注意が必要です。

少々高いレベルが要求されますが、モーツァルトの名旋律や軽快さがうまく表現された編曲になったと思います。腕自慢の楽団はもちろん、様々なアンサンブル共々この名曲を楽しんでみて下さい。
posted by アッキー at 08:34| 北海道 ☔| Comment(0) | 室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする