2019年11月01日

カリンバを試す(民族楽器)

注文していた「カリンバ」が先日届きました。

MOOZICA「17音カリンバ」
(コアアカシア木-K17KS) ¥4,299(Amazon)

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現物はもう少し黒みがかった高級感のある色です(※上記の"スタンド"は付属しません=¥700程度で別途販売)

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小型楽器の購入はウクレレ以来5年ぶりくらいですね。包装紙にでも包まれて素のまま送られてくるものと思っていましたが、家電みたいな丈夫な箱に入っています。

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さらに楽器本体はセミハードケース内に完全に固定されて収まっており、そこら辺の土産物とはちょっと異なる本格的な商品です。

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本体以外の付属品は、親指保護用の指先プロテクター(指サック)が2つ、音名表記シール、ポジション視認用のカラーシール(赤&緑)、チューニングハンマー、クロス1枚、何を入れるのかよく分からない黒い布袋が1つ、そしてスターティングガイド(解説書=英語)が入っています。

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この《カリンバ》とは、十数枚並ぶ"板バネ"を弾いて発音するアフリカ原産の楽器。いわゆる「親指ピアノ(thumb piano)」と呼ばれ、オルゴールの元祖になったとも言われています。写真で見るとすごく小さく見えるかもしれませんが実際は結構な大きさがあり(丁度ipad miniくらい)、強く鳴らせば想像以上に大きな音を出すことも可能(マイクなしでもアコギと対張れる程)。

また、この楽器は他の楽器とは一風変わった独特な構造的特徴を持っています。それは音の位置が「左右対称型となる音板配列」です。

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図を見ると分かるように順次音階が左右交互に飛びながら位置しています。従い、ピアノ的な直線配列の楽器と比較すると根本的なシフティング(ポジション移動)が全く異なる動きとなってしまい、これがカリンバを始めようとする人を大いに悩ます理由にもなっているようです。

しかし左右の親指2本で発音するという演奏特性から考えた場合、対称配置は非常に合理的な音の並び方であり現実的な理に適ったものであることも事実。もしこれをピアノ配列に変えたとすれば(※大型の楽器では採用しているものもあります)音板の大きさなどからして恐ろしく演奏しにくい楽器になってしまうでしょう(このことは左右2本のスティックを用いる打楽器を考えると容易に理解できるのではないでしょうか?)。従いカリンバを演奏するためにはまず音板の配列とシフティングを完全に理解する必要がありますね。

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この楽器はデフォルトの調性がCメジャー(スケール)17音(音域=2オクターヴと3度)に設定され、半音階の演奏は出来ません(※チューニング変更によっては部分的に可)。音板には音名が刻印されているので入門者にとっては分かりやすい仕様であり、付属のカラーシールは上記のように特定の音に目印をつけるためのもの(ハープや箏などの着色絃と同じ意味)。私の場合は主音のC音に赤、属音のG音には緑を用いています。ちなみに金色の鎖のようなものは「サワリ(びり付き音)」を出すためのものだそうですが、あまり良い効果にならないこともあって私は使っていません。

尚、この音板を指で弾く際は"少し伸ばした爪"で、やや立て気味に上方から軽く押し込むように弾くとしっかりした音が鳴ります。爪は無くても弾けますが、音が弱くなって隠りがちになることと、同音反復(同じ音の連打)の際に指先の肉が音板に当たり振動が止まり易く、サスティンが途切れてしまうことが多いです(※これはギター等の指頭奏法と爪奏法を比較すると分かりやすい)。

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背面より。裏には小さな穴が2つ設けられておりヴィヴラートをかける時に使います。穴を開いたり閉じたりして音を揺らすことが可能(前面のサウンドホールを使っても同様の効果が可)。

◉《総合評価として》
さて、簡単に楽器について紹介してきましたが、このMOOZICAのカリンバ。約¥4,000とお手軽価格の製品の割に総じてこれといった不満点はありません。商品レビューでは音板の鳴りが悪いとか作りが雑といったものも見受けられましたが、この楽器に関してはそんなことは全くなく、全音域に亘ってかなりの音量で鳴りボディー全体も気持ちよく振動しています。また外装も大変美しい仕上がりです。付属のチューニングハンマーで板バネの調律(※注↓参照)も試してみましたが音板やブリッジサドル等の剛性も特に問題はありません。あえて注文を出すとすれば板バネがやや固い(特に高音側)ということでしょうか。

※注:私は現在デフォルトのC調を1音半下げのA調に変更しています。この楽器ではG調程度まで下げることが可能と思われますが、ダウンチューニングにすると"板バネ"が長くなる分、振幅が大きくなるため全体のサスティン・音量も上がり、特に高音域がはっきり鳴るようになることから個人的にはA又は1音下げのB♭調のチューニングをオススメします。

いわゆる"高級な楽器"というものを試したことは無いのでそれらがどの程度の性能なのか分かりませんが、少なくともこれからカリンバを始めたいという人の最初の楽器として十分オススメできる製品です。今回の物と同型のカリンバ演奏はyoutubeでたくさん確認できますので購入を検討している方はぜひ一度ご覧になってみて下さい。テクニック次第で多様な表現力を得られるカリンバという楽器の魅了に気づかれるのではないでしょうか?。

本日の最後は人気カリンバ奏者April Yang さんの演奏にて。

★アニメ映画《大鱼海棠》よりイメージソング「大魚」

※注:この動画は実音でA-Majorにチューニングされているようです。基本型(C-Major)で演奏する場合は全体を1音半下げにするかC-Major用に移調する必要あり

MOOZICA 17音カリンバ, 親指ピアノ Kalimba 17音の指ピアノ, 高品質の17鍵カリンバ (コアアカシア木-K17KS)
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Muslady 木製 親指ピアノスタンド カリンバブラケット 10キー/17キーカリンバス用
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posted by アッキー at 10:49| 北海道 ☔| Comment(0) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする