多数の死傷者が出た今回の事件。何十人もの若い才能を失ってしまった上に、制作スタジオを始め、数多くのデーターも焼失してしまうなど大変痛ましい事態になってしまいました。様々な支援の手は広がっているようではありますが、再建にはまだまだ時間が掛かるようです。
私個人は特別な力も資金力も無いただの一般人なので大したことは出来ません。ただ、ほんの少しだけなら何らかの協力が出来るかもしれない・・ ということで今回 "支援募金" という形で僅かながらの義援金を送ることにしました。
本来、寄付というものはつらっとして何も語らないのがスマートなのかもしれませんが、単なるネタと思われるのも何なので一応証明として。
しかし、格好の良いことを言ってる割に支援額は・・
たったの ¥1,000 ?
こちらもあまり余裕があるわけではない事もあって

ちなみに支援金に関しては現在 <株式会社京都アニメーション 支援金預かり専用口座> が用意されており、各種募金活動やクラウドファンディングなどの支援の輪も広がりつつあります。但し、京アニ支援金を装った輩も見受けられるようですので、義援金送付の際は詐欺に十分気をつけて下さい。
実を言えば、これまで個人として《寄付金》というものに積極的な協力をしたことは殆どありません。
が・・何故今回は微々ながらも動いたのか?
私は以前『ミュージック・コピーイスト(写譜家=しゃふか)』という、手書き楽譜を各種コンサートやレコーディングの現場に提供するプロフェッショナル集団の一員として仕事をしていた時期があります。プロと言うと聞こえは良いですが、一定の報酬が常に保証される勤め人とは異なり、個人事業主である写譜家は"結果"(この場合、楽譜を何枚を書いたか)を出さなければ収入には繋がらず、極端な時間に追われることも多い過酷な現場でもありました。その頃の経験が現在のアニメーターという厳しい仕事の現状と重なった部分があったのかもしれません。職人的な専門業というのは一旦そこから離れてしまうとなかなか潰しが効かない職種でもあり、このままだと行き場を失ったアニメーター達は今後の活動に困難を生ずるのは目に見えて予想出来る。だからこそ早期に再建し、優れたクリエーター達を救う手立てに少しでもなれればと思うのです。
京都アニメーション作品は、「らき☆すた」や「けいおん!」「日常」「たまこまーけっと」、そして今では「響け! ユーフォニアム」等と大いに楽しませてもらいました。これから公開する予定だった作品の中には制作中止となってしまった物もあると聞きます。今後の道のりは厳しいでしょうが、ぜひ又ファンに希望を与える存在として復活されることを切に願っています。